頭痛がすると、何もしたくなくなりますね。
更年期世代で起きる頭痛の主な原因とメディカルアロマで出来る対処方法などをご紹介します!
更年期世代の頭痛の原因
ホルモンバランスの変化
✓更年期に伴うエストロゲンとプロゲステロンの乱高下
✓月経前症候群(PMS)や更年期障害が関係
頭痛が起きやすいタイミング・状況
1. 更年期前後(40~55歳頃)
- 閉経前後の時期(「周閉経期」):エストロゲンとプロゲステロンの分泌が不規則になり、急激な変動が頭痛を引き起こします。
- 月経周期の不規則化:月経が飛び飛びになったり、周期が短縮・延長する中でホルモンの変動が頭痛の引き金になります。
2. 排卵期(エストロゲン急上昇時)
- 排卵直前にエストロゲン濃度が一気に上がることで、偏頭痛や頭重感が起こることがあります。
特に偏頭痛の既往がある女性はこの影響を受けやすいようです。
3. 月経前(プロゲステロン低下時)
- 月経の1~2週間前にプロゲステロンが急激に低下すると、頭痛が現れやすくなります。
これは、PMS(月経前症候群)の一環としてもよく見られる症状です。
肩や首のコリ
✓長時間のデスクワーク、スマホの使用
✓姿勢の悪さによる筋肉の緊張からも頭痛に
肩や首の筋肉が長時間緊張すると、周囲の血流が悪くなります。
この筋肉の緊張は痛みの原因となる物質を放出し、頭に広がる痛みとして感じられる「緊張型頭痛」を引き起こします。
特にパソコンやスマホを長時間使うと、頭を前に突き出すような姿勢になりやすく、首や肩に負担がかかります。
筋肉だけでなく、筋膜と呼ばれる薄い膜の組織が硬くなり、それに沿って頭部や肩周辺の血流が悪化して頭痛や肩こりが発生します。
この緊張は、ストレスや姿勢の悪さ、さらに冷えによっても悪化する傾向があります。
冬は特に気をつけたいですね。
ストレス・自律神経の乱れ
✓仕事や家庭での精神的負担
✓睡眠不足や疲労
専業主婦でもありますが、仕事と家庭の両立から様々な出来事があり自分のキャパを超えてしまいます。
更年期のホルモン変動は自律神経のバランスにも影響を与えるため、ストレスを感じた際に頭痛が増す傾向にあります。
仕事や家庭のプレッシャーと重なる時期は、頭痛の頻度や強度が増してきます。
また、エストロゲンは睡眠の質を整える役割も持っていますが、ホルモンの乱れによって不眠や浅い眠りになるようです。
浅い眠りで睡眠不足のような状態が続くことで体内のホルモンバランスが崩れ、頭痛が悪化する場合があります。
私も最近、眠りが浅いのか中途覚醒がよく起こります。
カフェインや食事の影響
✓カフェインの過剰摂取や急な摂取の停止
✓チョコレート、ワインなどの食品が引き金になることも
カフェインの場合
カフェインは血管収縮作用があり、適度な量であれば頭痛を和らげることがありますが、過剰に摂取すると逆に頭痛を引き起こすことがあります。
特に、一日に複数回のコーヒーやエナジードリンクの摂取は、体に負担をかけて頭痛の原因となりやすいようです。
また、急にカフェインの摂取をやめると逆に脳の血管が広がり、それが頭痛に生じることがあります。
チョコレート、ワインの場合
チョコレートにはチラミンという物質が含まれており、これが血管を収縮させた後に拡張させ、偏頭痛の引き金になることがあります。特に偏頭痛持ちの方は敏感に反応しやすいです。
赤ワインにもチラミンが含まれており、またヒスタミンも含まれています。
これらの物質が血管を拡張し、頭痛を引き起こします。
また、アルコールが脱水症状を引き起こし、頭痛を悪化させることも多いようです。
頭痛の場所で起きる原因
前頭部(額・こめかみ付近)の頭痛
【原因】
✓ストレスや緊張型頭痛
✓睡眠不足
✓副鼻腔炎(副鼻腔内の炎症)
✓カフェインの影響
側頭部(こめかみ)の頭痛
いわゆる偏頭痛(片頭痛):脈打つような痛みが特徴
【原因】
✓ホルモンの変化(特に更年期やPMS)
✓チョコレート、赤ワイン、チーズなどの食品が引き金になることも。
冷湿布:痛む側のこめかみに冷湿布を当てることで、血管の拡張を抑えます。
後頭部・首の付け根の頭痛
後頭部や首の付け根の場合、長時間のパソコン作業や姿勢の悪さによる筋肉の緊張により起こります。
【原因】
✓首や肩のこり
✓血行不良
対処法
温湿布:首や肩のコリをほぐすために、温めたタオルを当てると和らぎます。
眼の奥や眼周辺の頭痛
【原因】
✓眼精疲労(パソコンやスマホの長時間使用)
✓群発頭痛:眼の奥に激しい痛みがある場合
✓副鼻腔炎
対処法
蒸しタオルを目の上にのせて眼精疲労を和らげます。
ブルーライトカット眼鏡の使用や画面から定期的に目を休めることも有効です。
頭全体が締めつけられるような痛み
いわゆる緊張型頭痛でストレスや肩・首の筋肉の過緊張も考えられます。
その他に
✓脱水症状
✓睡眠不足や疲労
対処法
水分補給をこまめに行い、脱水を防ぎます。
腹式呼吸や瞑想を取り入れて、自律神経を整えます。
対処方法
メディカルアロマでできること
メディカルアロマでは
後頭部の肩こりなどからくる頭痛か、こめかみ辺りの頭痛かで使うアイテムは異なります。
こめかみ辺りには
↓
ハイブリッドオイル2㎖
ペパーミント1滴
ローズマリーカンファー2滴
ローズマリーシネオール2滴
ナチュラルモイストジェル20㎖
痛みを感じているこめかみ部分に塗ります。
後頭部で肩こりが原因と考えられる時は
↓
ハイブリッドオイル2㎖
ウインターグリーン6滴(アスピリンアレルギーは使えない)
ユーカリレモン2滴
レモングラス2滴
サイプレスまたはアカマツヨーロッパ2滴
ローズマリーカンファー2滴
ナチュラルモイストジェル20㎖
肩や首筋に塗ります。
また、メディカルアロマは原因によってレシピは異なりますので、このレシピが誰でも合うということはありません。
女性ホルモンが影響している場合は、クラリーセージを追加することで解決することもあります。
体質判断テストなどもありますので、まずはご相談ください。
※精油は必ず厚生労働省指定機関で検査され、農薬が含まれていないと確認できたものをご利用ください。
自宅で出来る簡単対策
温冷療法
温湿布:首や肩のコリに使用して血流を促進し、筋肉の緊張を和らげます。
冷湿布:額やこめかみに冷たいタオルを当てると、血管の収縮を促し痛みが軽減されます。
生活習慣の改善
睡眠の質を改善:夜10時~2時の間に眠るとホルモンの分泌が促進されます。
水分補給:脱水は頭痛の一因となるため、こまめな水分摂取が大切です。
食事日記:特定の食品がトリガーになる場合があるため、食事内容を記録して原因を見つけます。
頭痛の引き金となる食品を特定するには、食品日記をつけると便利です。
頭痛が発生した際に、その日や前日の食事内容を記録しておくことで、カフェインや特定の食品が頭痛に影響しているかを把握できますよ。
まとめ
頭痛の部位によって原因と対処法は異なりますが、日常の習慣改善や自然療法を組み合わせることで症状の軽減が期待できます。
メディカルアロマを使ってみて、ダメなら薬を使うという選択肢もあるので気軽に試してみてはいかがでしょうか?
もし慢性的に頭痛が続いたり、いつもと違う違和感を感じた場合は、すみやかに医師に相談し、早めに検査しましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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