ラベンダーは万能というけど、本当ですか?メディカルアロマで解説します!

ラベンダーの花

先日、とあるお客様から

「ラベンダーってやけどをした時にいいんよね?」って聞かれました。

一般的な香りのアロマなら「やけどにも使える」と書いてありそうですが、メディカルアロマ的に言うなら【NO!🙅🏼‍♀️】です。

解説していきますね!

ラベンダーとは?

よく、ラベンダーという花の名前を聞くことがありますよね。

ラベンダー(英: lavender [ˈlævəndər]、仏: lavande)は、シソ科ラヴァンドラ属(ラベンダー属、Lavandula)の半木本性植物の通称である。または、半耐寒性の小低木Lavandula angustifolia (通称:ラベンダー、コモン・ラベンダー、イングリッシュ・ラベンダーなど)を指す。

Wikipediaラベンダーより

と、書かれています。

“ 通称 ”というところにはラベンダー、コモン・ラベンダー、イングリッシュ・ラベンダーなどと数種類書いてありますよね。

また、ガーデニング用品のところに売っているラベンダーを見ても、花の咲き具合でも見ても分かると思いますが、色々ありますよね。

ラベンダーの花

真ん中のウサギの耳のような咲き方はフレンチラベンダーとも言いますが、ラベンダー・ストエカスという種類で、このラベンダーはメディカルアロマではダイエットジェルに使うラベンダーです。

ラベンダーにはこのように様々な種類がありますが、メディカルアロマで使う代表的なものに「ラベンダーアングスティフォリア」「ラベンダーストエカス」「ラベンダースピカ」があります。

それぞれの特性や効果を見ていきましょう。

ラベンダーアングスティフォリア

ラベンダーアングスティフォリアは一般的に良く嗅ぐことがあり、ほとんどの方がイメージすることのできるラベンダーです。

ただ、日用品などの香りに使われるラベンダーはこのアングスティフォリアではなく、ラベンダースーパーとかラバンジンと呼ばれる種類かもしれません。

このラベンダーアングスティフォリアの成分は上記のような成分構成です。

精油の中で肌刺激が多い成分は

  • ケトン類
  • フェノール類
  • 芳香族アルデヒド類

以上の3種類です。

これらを10%以上含んでいると肌刺激になり、肌に塗布するには危険です。
肌が弱いとされるアトピー性皮膚炎のある方だと3%以下、ペットには7%以下まで薄めて使うことを推奨しています。

ラベンダーアングスティフォリアにはそれらの刺激成分がほとんど含まれていないので、敏感肌の人にも比較的安心して使用できます。

また、アトピー性皮膚炎などの痒みや炎症を和らげる作用があり、肌トラブルに悩む方におすすめです。

  • 皮膚に優しい成分を含み、アトピー性皮膚炎などの痒みに効果的。
  • 落ち着いた香りでリラックス効果もある。

※中には合わない方も稀にいらっしゃるので充分に気を付けてください。

ラベンダーストエカス

ラベンダーストエカスは、ケトン類を多く含む特徴を持っています。

ケトン類には脂肪溶解作用があり、ダイエットやセルライトケアに効果的です。
脂肪燃焼を促進し、スリムな体型を目指すサポートが期待できます。

ただ、ケトン類が70%以上含まれているので直接肌に塗ると危険です。

必ず希釈して使用しましょう!

  • ケトン類を多く含むため、脂肪溶解作用があり、ダイエットジェルとして利用できる。
  • 香りはカンファーが含まれているため、タンスの虫よけ剤のような香りがする。

ラベンダースピカ

ラベンダースピカは、ケトン類の量が少ないため、瘢痕形成作用が期待できます。
ケガや火傷などの傷跡を改善する効果があり、傷ついた肌のケアに適しています。

ケトン類の量が少ないとはいえ、15%ぐらいは含有しています。

敏感肌の人には刺激になるので原液塗布は気を付けてください。

  • ケトン類の量が少なく瘢痕形成作用があり、使用方法によってはケガや火傷などの治療に期待できる。
  • 香りは1.8シネオールを含むため、ユーカリのような香りがする。

※ここでいう治療とは、家庭で自分や家族のために行う行為のことを指しています。
日本では他人に治療は行うことはできません。

成分を重視したメディカルアロマテラピー

メディカルアロマテラピーでは、香りだけでなく、精油の成分を理解し、適切に利用することが重要です。

香りで治る薬はない

メディカルアロマテラピーは、香りだけでなく成分の効果を考慮して選択し使用します。

香りは心を落ち着かせる効果がありますが、病院で香りを処方して治す薬はないのと同じで、直接的な治療効果はありません。

薬と同じで必ず成分を重視します。
適切な成分を選んで使うことで効果的な治療が可能です。

成分を重視し、肌に塗ったりして使用するので、精油は確かな品質でなければ使用するのは危険です。

そのため、小さなお子様や妊婦さん、ペットなど使用してはいけないと言われていますが、精油の品質と正しい知識があれば使用可能です。

きちんと学び正しく使用しましょう!

まとめ

メディカルアロマテラピーは、香りだけでなく成分を重視して選び使用することが重要です。

ラベンダーなどの植物にはそれぞれ異なる効果があり、適切に利用することで効果的な治療が期待できます。

ラベンダーの種類ごとに異なる効果を活かすためには、適切な使い方が重要です。

  • 肌トラブルへのケア
    ラベンダーアングスティフォリアは炎症を鎮め、かゆみや赤みを和らげる効果が期待できる。
  • ダイエットサポート
    ラベンダーストエカスは脂肪溶解作用でセルライトを改善し、スリムなボディラインをサポートする。
  • 傷跡の改善
    ラベンダースピカは瘢痕形成作用で傷跡を薄くし、肌の再生を促進する。

ラベンダーの香りだけでなく、成分に注目して選ぶことで、より効果的なケアが可能です。
メディカルアロマテラピーは、心と身体の両面からのケアをサポートができます。
是非、ラベンダーを活用して、健やかな生活を送りましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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